2025年6月24日火曜日

サングラスレンズの種類

 夏が近づき、日差しも徐々に強さを増してきました。















今回は、これからの季節に活躍する「サングラスレンズ」の種類について
ご紹介いたします。
用途やライフスタイルに合わせて、自分にぴったりのレンズを選ぶ参考に
していただければ幸いです。


◇ カラーレンズ(一般的な色付きレンズ)

もっとも一般的なサングラスレンズが「カラーレンズ」です。
その名の通り、レンズに色がついており、色の濃さによって
眩しさを軽減する効果があります。

最近は薄いカラーを使ったファッション性の高いサングラスも人気ですが、
強い日差しをしっかり遮りたい場合は、濃いカラーを選ぶのがおすすめです。

【こんな方におすすめ】
・眩しさが気になる方
・ファッションと機能を両立させたい方


◇ 偏光レンズ(反射をカットするレンズ)

「偏光レンズ」は、レンズに内蔵された特殊な偏光膜により、
水面やガラス、アスファルトなどからの反射光(ギラつき)を
カットしてくれるレンズです。















通常のカラーレンズでは防げない“乱反射”による眩しさを抑えてくれるため、
以下のようなシーンで高い効果を発揮します。

・ゴルフ場の芝やグリーンの反射
・水辺での釣りやアウトドア活動
・ドライブ中のフロントガラスの反射光














【こんな方におすすめ】
・ドライブやアウトドアが好きな方
・ギラつく光が苦手な方
・日差しよりも「反射」が気になる方


◇ 調光レンズ(色が変わるレンズ)

「調光レンズ」は、周囲の光の量に応じてレンズの色が変わる、とても便利なレンズです。
普段はメガネとして使用し、紫外線や光を感知するとサングラスへと
自動でレンズカラーが変化します。

















調光レンズには、大きく分けて2つのタイプがあります。


● 紫外線で色が変わるタイプ
このタイプは、紫外線の量に反応して色が濃くなる仕組みです。
室内ではクリアなレンズですが、屋外に出るとサングラスのように色が濃くなります。

ただし、車のフロントガラスなど紫外線をカットするガラス越しでは反応しにくいため、
運転時には色が変わらない場合があります。

【特徴】
・屋外では自動的に色が濃くなり、メガネの掛け替え不要
・紫外線が少ない場所では反応しづらい


● 紫外線+可視光線で色が変わるタイプ
こちらは紫外線だけでなく、「可視光線」(目に見える光)にも反応する調光レンズです。
そのため、車の中でも色が変わり、運転中でも眩しさを軽減してくれます。

運転の多い方にとって非常に実用的なレンズとなっています。

【特徴】
・車内でも色が変わるため運転に最適
・天候や場所を問わず快適な視界を確保


ただし、調光レンズには下記のようないくつかの使用上の注意点や、
気をつけたいポイントもあります。


◆ 調光レンズの注意点

・気温によって発色に差が出ます
調光レンズは、気温の影響を受けやすいという特徴があります。
気温が低いほど発色が良くなり、レンズの色がしっかり濃くなる一方で、
気温が高いと色の変化がやや穏やかになります。
季節や気候によって発色の度合いに違いがあるため、使用される環境を
考慮していただくと、より快適にお使いいただけます。

・色が変わるまでに少し時間がかかります
レンズが濃くなるまでに約30秒、元の透明な状態に戻るまでに数分ほどかかります。
そのため、急に日差しが強くなったり暗くなったりした際には、
すぐに対応しきれない場合もあります。

・長期間のご使用による変化
調光レンズは、使用環境や経年によって性能に変化が生じることがあります。
長く使うことで変色の反応が少し鈍くなったり、レンズ表面に傷がついたり、
コーティングがはがれることで色ムラが出ることもございます。

ご使用の際は、こうした点をあらかじめご理解いただくことで、
より快適にお使いいただけます。


サングラスをご検討されている方は、ぜひレンズの種類にも注目してみてください。
用途やシーンに合わせたレンズ選びにお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
お客様一人ひとりに最適なレンズをご提案いたします。




サングラスレンズの種類

 夏が近づき、日差しも徐々に強さを増してきました。 今回は、これからの季節に活躍する 「サングラスレンズ」 の種類について ご紹介いたします。 用途やライフスタイルに合わせて、自分にぴったりのレンズを選ぶ参考に していただければ幸いです。 ◇ カラーレンズ(一般的な色付きレンズ)...